間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)

著者 :
  • 小学館 (2007年11月6日発売)
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本棚登録 : 4330
感想 : 439
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R4.3.15 読了。

 面白かった。こういう作品は、好きですね。
 正義感が強く、物知りで几帳面で気持ちのやさしい酒造メーカーに勤務している兄の明信と楽観的でおおらかで手先が器用でまじめな性格で小学校職員の弟の徹信。
二人にはそれぞれのこだわりや決まり事、世界観があり毎日を二人で穏やかに暮らしている。
 まさか兄弟それぞれが好きな人に告白する場面や兄弟げんかが始まりそうな場面で、ドキドキするとは思わなかった。いつかは二人にはそれぞれを等身大のそのままの男性として受け入れてくれる女性と巡り会って、素敵な恋をしてほしいと願ってしまう。
読み終わった今もこの二人は、四季の移ろいとともに毎日の生活を今日も送っているんだろうなあと思いを巡らしてしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作家名
感想投稿日 : 2022年3月15日
読了日 : 2022年3月15日
本棚登録日 : 2021年11月22日

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