彼氏からこの本を貸してもらった。
上下に分かれてる上に1冊が分厚くて読む気持ちにならず、ずっとしまっておいた本。
読もうかな、と彼氏に話をした時、けどこれ癌の話なんだよね、と彼氏が戸惑った理由はちょうど私の母が癌の診断を受けた時だったから。
それからまた読まずにしまっておいた本を、読み始めたのは母が死んで半年くらい経ってからでした。
そうだ、喉に痰が絡んで苦しそうだったな、話す時も疲れていたよな。母も、自分の死が近づいてる事を気づいて最後に私たちに何を伝えようかたくさん考えていたのかな。
シュンの様子と母の様子が重なって本当に苦しくて悲しい気持ちになった。けど、大きな声で泣くのもあの時ああすればよかったって後悔するのも全部良いんだって思える本だった。
明日は母の日。母の事を今日の出来事のように思い出せる本を読んでよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月9日
- 読了日 : 2021年5月9日
- 本棚登録日 : 2021年5月9日
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