日本中のキッカイ(みうら氏流に言うと「どーかしてるよ!」)な祭りの数々を取り上げた一冊。
特に豊穣を願うが故のエロスが凄い。豊作=産み出す=そういう行為っていう。柳田国男もまっつぁおなことでしょう。ここでマメ知識。民俗学の大家、柳田国男センセイは膨大な著作を遺していることでも有名ですが、日本人の性について触れているものって本当にないんですね。そこに敢えて目を付けたのは宮本常一なわけですが。ま、どうでもいいので割愛。私も大学で民俗学の授業を二年くらいとっていただけの俄知識しかないので偉そうなことは言えないのですが、少しでもその辺の知識があるとこの本も更に楽しめますよ。という事を言いたかったのです。なんだか話が変な方向に行ってしまいましたが、難しいことは考えず軽い気持ちで読んでもほんっとーに楽しめる一冊!最近集英社から安価な文庫版も出版されました。面白さはそのまま!「とんまつり」でニッポンの「どーかしてる」っぷりを満喫しましょう!
・・・こんなことPOPには書けないよな・・・
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たび
- 感想投稿日 : 2005年6月19日
- 本棚登録日 : 2005年6月19日
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