神、この人間的なもの: 宗教をめぐる精神科医の対話 (岩波新書 新赤版 806)

著者 :
  • 岩波書店 (2002年9月20日発売)
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本棚登録 : 239
感想 : 26
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何十年ぶりかに再会した著者と友人の精神科医二人が、
若い頃にしていた「神は存在するか」という議論の続きを70才を超えた今再開したらどういう答えになるのかという、その対話。

って書くとすごく堅いのだけど、実際は文体も軽くてとても読みやすいし、
キリストやブッダを人間として精神科医の視点で分析しているのもとても新鮮だし、

他の人のレビューを見ると結論が弱いという指摘もあり、うなづけなくもないですが
それ以上に
自分の考えがひっくりかえるようなびっくりすることが沢山つまっていました。

何をもって狂っているといい、何をもって正常だというのか、とか


宗教とか何か気になるっていう人も、別に全然そうじゃないひとにも、すごくおすすめです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: そのた
感想投稿日 : 2008年10月19日
読了日 : 2008年10月19日
本棚登録日 : 2008年10月19日

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