大西洋に展開した米ソ海軍と亡命潜水艦を巡る激しい駆け引きが佳境にはいる。
最終目的地のノフォークを前にしたソ連アルファ級潜水艦との息詰る駆け引き、細部にわたってデビュー作とは思えない筆致で迫る。
さらにT.クランシーの凄いことは、その後に発刊される時代的には、数年前を扱った「愛国者のゲーム」の伏線をそこここに張り巡らし、また、この中の登場人物が今後のライアンシリーズを支えていく基礎を既に構築しているところである。
脱帽。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
軍事スリラー
- 感想投稿日 : 2013年9月16日
- 読了日 : 2008年11月16日
- 本棚登録日 : 2013年9月16日
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