17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

著者 :
  • 春秋社 (2006年12月25日発売)
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本棚登録 : 1927
感想 : 200
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めっちゃ面白い授業をうけた気になれる1冊。

文体も、教授の講義の喋り口調になっていて、読みやすかった。

内容としては、
5回の講義に分かれているという体になっていて、

▼第1講
導入として、現代の日本と世界の文化の違いを説明。
そして、人間が二足歩行になることによって、何を得て、何を失ったのかという内容。

▼第2講
神話と宗教の生まれた経緯。
なぜ人は、スター・ウォーズが好きなのか。
ユダヤ教、儒教、仏教の成り立ち。

▼第3講
キリスト教の成り立ち

▼第4講
日本神話から、平安時代、室町時代、戦国時代、江戸時代と
日本仏教や、和歌、能、吉原遊廓の成り立ちなど、文化面からみた日本の大まかな歴史。

▼第5講
西洋のルネサンス時代とバロック時代の移り変わりとのときに、日本も同様に移り変わっていたという話。
文化の繋がり、「関係」が大事というまとめ。

随所で、語源小ネタみたいなことも入っていて、「へぇ〜」ってなることが多かったので、とても教養的な収穫が多かった。

「知ってそうで知らないものに興味を持って知っていこう。そうすると世界の見え方が変わるよ?」
というのが、セイゴオ先生のメッセージ。

そうします!笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養本
感想投稿日 : 2021年10月24日
読了日 : 2021年10月24日
本棚登録日 : 2021年9月26日

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