全4巻構成の"Gesellschaftsstruktur und Semantik"の第一分冊の邦訳。コゼレックらの「概念史」で主題化された「意味論」の研究を、全体社会の構造との相関関係を見据えながらさらに発展させるべく、特に旧ヨーロッパから近代への移行期に現れた様々なゼマンティクに関する研究が収録されている。相互行為、人間学、時間といったゼマンティクに関する個別研究とともに、「社会構造とゼマンティクの伝統」および「自己言及と二項図式化」の2つの論考が、ルーマン独自のゼマンティク研究の理論的側面を浮き彫りにしている。しかし、わかりずらい。
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カテゴリ:
社会学
- 感想投稿日 : 2013年2月18日
- 読了日 : 2013年2月18日
- 本棚登録日 : 2013年2月18日
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