総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社 (2016年12月3日発売)
3.84
  • (177)
  • (391)
  • (224)
  • (31)
  • (8)
本棚登録 : 3038
感想 : 313
4

2020(R2)9.19-9.27

「総理大臣の妻(ファーストレディ)」ならぬ「総理大臣の夫(ファーストジェントルマン)」と、「日本初の総理大臣となった妻」の奮闘が、夫の日記というかたちで綴られている。

「与野党の政治家の対決」を夫の立場から綴っているが、それほどの緊迫感はない。ストーリーは単純で、ある意味予定調和な流れなので、ライトな感覚で読みやすい。

菅内閣が発足したこともあり、図書館の原田マハのところにあった本書が気になって借りてみた。

現実では、与党内で政権移譲があり、野党も新たな会派が生まれ、衆議院の任期切れも迫ってきて、今後の日本の行く末を担うグループの構図ができつつあるが、私たちが本当にこの国の行く末を託せる政党は、この中にあるのだろうか?その結果が、各種世論調査における「無党派層」の割合の高さなのだろう。

そんな中、この物語の「総理大臣」が本当にいたら、日本は確実に変わり、私たち国民はもっと政治に参加するようになるんだろうなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月28日
読了日 : 2020年9月28日
本棚登録日 : 2020年9月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする