2020(R2)9.19-9.27
「総理大臣の妻(ファーストレディ)」ならぬ「総理大臣の夫(ファーストジェントルマン)」と、「日本初の総理大臣となった妻」の奮闘が、夫の日記というかたちで綴られている。
「与野党の政治家の対決」を夫の立場から綴っているが、それほどの緊迫感はない。ストーリーは単純で、ある意味予定調和な流れなので、ライトな感覚で読みやすい。
菅内閣が発足したこともあり、図書館の原田マハのところにあった本書が気になって借りてみた。
現実では、与党内で政権移譲があり、野党も新たな会派が生まれ、衆議院の任期切れも迫ってきて、今後の日本の行く末を担うグループの構図ができつつあるが、私たちが本当にこの国の行く末を託せる政党は、この中にあるのだろうか?その結果が、各種世論調査における「無党派層」の割合の高さなのだろう。
そんな中、この物語の「総理大臣」が本当にいたら、日本は確実に変わり、私たち国民はもっと政治に参加するようになるんだろうなあ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月28日
- 読了日 : 2020年9月28日
- 本棚登録日 : 2020年9月20日
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