誘拐遊戯 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社 (2019年10月4日発売)
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本棚登録 : 2088
感想 : 126

「ゲームスタート」
再び彼と二人のゲームを。
一般人となった人間の情報ほど探りやすく手に入れる事が簡単な者は無いが、彼は何故あそこまで執着し態々今回も彼を呼んだのだろう。
一秒の遅れも少しのミスも許さない彼は、確実に前回の犯人と同一人物なのだろうが本当の目的は何なのだろう。

「ゲームオーバー」
私に辿り着けなかった罰。
一般人が捜査中の事件を引っ掻き回すのは迷惑極まりない行為かもしれないが、それ以上に厄介なのは警察が入手していない情報を持っていたからだろうな。
一言で言えば、彼女は狂ってしまい誰の手にも追えなくなってしまっているのが現実だろうな。


改題と気付かずに読んでしまった。
何度読んでも謎を簡単に解くことは出来ないだろうし、犯人を想像する事も出来ず終始ゲームマスターの掌の上で踊らされる気がするな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知念実希人
感想投稿日 : 2020年2月11日
読了日 : 2020年2月12日
本棚登録日 : 2020年2月11日

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