「春夏」であまり良い評価ができなかったが、こちらも。すんなりと速く読めたが、完全に読む方も消化試合。
話としては、「春夏」とほとんど変わらない。約1ページの「ちょっと不思議なストーリー」をだらだらと1冊分まとめた形である。
もともとのラジオ朗読や、月間の雑誌の隅にイラストか写真入りで掲載されていそうな作品ばかりで、まとめて読むのは正直つらい。途中で、有名な童話のパロディーなどを取り混ぜたあたりは少し読めるものだったが、おそらくテーマにある「旅のおみやげ(物)」というのが悪く影響して、「春夏」同様にオチのカブリが非常に多い。
また、「冬」がさらにクセモノで、雪とサンタクロースのネタが延々続くのは考えものだ。
編集次第でもう少し読めるものになるのかもしれないが、わざわざ買って読むような話ではない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
童話・ジュブナイル
- 感想投稿日 : 2016年2月2日
- 読了日 : 2016年2月2日
- 本棚登録日 : 2016年2月2日
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