ロケットが墜落した衝撃で、パラレルワールドに飛び込んでしまうドタバタ。
このパラレルワールドが並大抵のものではなく、宇宙旅行も当たり前なら、宇宙人による地球人の大殺戮も当たり前と、読んだ人以外何書いてんのかわからないと思うが、要はSFの世界に飛び込んでしまうわけだ。H.G.ウェルズは歴史家になっていたりして、SF読みにとってはクスリとくる設定。
ただ一つ引っかかり続けるのが、自分の知り合いが超有名人になっている。なぜか…という理由も、きちんと最後で拾われて説明される。最初の前振りも生きてくる。そしてそこで予想したオチに…。
SF業界などの内輪ネタをふんだんに散りばめ、星間戦争から何から詰め込みまくって、更には文章がうまいし訳もいい。面白くないわけがないのです。
代表作は「火星人ゴー・ホーム」だそうで、こちらも読みたいが、なかなか手にはいらないのだよなあ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2015年3月19日
- 読了日 : 2015年3月19日
- 本棚登録日 : 2015年3月19日
みんなの感想をみる