このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2018年6月20日発売)
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【書評】
転職に対するマインドセットを変える本。
最初の転職は誰しもが怖いと思うもの。
だからこそ何を考えるべきか?どう考えるべきか?について知る必要がある。
転職を考えたときに改めて読み返してみたい。

【引用】 
●転職と不安について
・選択が失敗かどうかは事後的にしか分からない。
・失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべき時に覚悟を決められないこと」
・転職を阻害するのは、ほとんどが見栄や恐怖
●マーケットバリュー(市場価値)を測る9の質問
①会社を変えても価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
②そのスキルの「賞味期限」はいつまでか?
③他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけあるか?その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」があるか?
④⑤⑥省略
⑦自分の所属マーケットの「一人当たりの生産性」はどれだけ高いか?
⑧自分の所属マーケットに今後の「成長性」はあるか?
⑨今後、どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれるか?
●マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性
・技術資産:
職種に紐づく「専門性」=法人営業など
 職種に紐づかない「経験」=マネジメント経験
・人的資産:
「人脈」=あなただから動いてくれる人が
どれだけいるか?
・一人あたりの粗利

●これから伸びるマーケットを見つける方法
①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
②既存業界の非効率を突くロジックに着目する(理屈から考えて正しいこと)

●会社選びの3つの基準
①マーケットバリューは上がるか?
②働きやすいか?
⇒①②は長期的には一致する
③活躍の可能性は十分か?
・「どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか」
・「今いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜか?」
・「中途で入った人物で、今活躍されている人はどんな社内パスを経て、どんな業務を担当しているのか?」

●転職後の給料について
・すでに給与が高い成熟企業と、給与は低いけど自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩むことがあれば、迷わず後者を取れ。マーケットバリューと給与は長期的には必ず一致する

●仕事における「楽しみ」について
・99%の人間はbeing型。(どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する)
 だから「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年7月15日
読了日 : 2020年7月15日
本棚登録日 : 2020年7月15日

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