須賀敦子全集 第3巻 (河出文庫 す 4-4)

著者 :
  • 河出書房新社 (2007年11月2日発売)
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感想 : 18

第3巻は『ユルスナールの靴』『時のかけらたち』『地図のない道』『エッセイ/1993〜1996』を収録。
『ユルスナールの靴』は言わずと知れた須賀敦子の代表作。『ハドリアヌス帝の回想』などで知られるフランスの作家、ユルスナールについてと、須賀敦子本人についてのことが渾然一体となって静かに語られる。文体はあくまでも静かで、穏やかだ。
『時のかけらたち』他は思い出の人々やエピソードを綴ったエッセイ。須賀敦子のエッセイは別離や喪失、今はもう無くなってしまったものへの郷愁を強く感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年9月22日
読了日 : 2014年9月22日
本棚登録日 : 2014年9月13日

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