乱歩と東京 (ちくま学芸文庫 マ 7-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (1994年7月1日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 19

丸善・ジュンク堂書店限定復刊。
乱歩作品をモチーフにした東京の都市論であり、文化論でもある。
本書を読むと、乱歩の諸作と、東京という都市、時代の変化が密接に関わっていたことがよく解る。
乱歩が作中で描いた『東京』という都市は、当時も今も決して現実の東京ではなかったが、『乱歩が描いた東京』が、何処かにひっそり今もあるんじゃないか……というか、あって欲しいなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月8日
読了日 : 2016年2月8日
本棚登録日 : 2016年2月1日

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