平凡社ライブラリーの怪談シリーズ最新作。
小説とも随筆ともつかないものが多く、こういう形の怪談はより身近に感じられる効果があるのじゃないか、と読んでいて思う。作り込まれた怪談も面白いが、本作は、さらっと、『フツーにこういうことがあったよ〜』的な書き方がなされている。現在でもあまりこういう書きぶりは見かけないのでは?
泉鏡花→内田百閒と来て、次が宮沢賢治だったので、面白いラインナップだなぁと思っていたら、最新作が佐藤春夫だったので更に驚いた。このシリーズは、是非、こういう面白いラインナップで続いて欲しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年7月15日
- 読了日 : 2015年7月15日
- 本棚登録日 : 2015年7月13日
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