『機織る武家』『沼尻新田』『遠縁の女』の三篇。
いつもの如く、武家やその妻女が何かを強く希求する清冽な生き方を描いた作品です。
青山さんはもともと端正な文章の書き手という認識がありましたが、こんな文体だったでしょうか?
キリキリと張詰めた弦のような文章が小気味よく連なり、読むうちにそのリズムに乗ってしまい、ストーリーの瑕疵は有ると思うのですが、それをあげつらうことさえ忘れて一気に読了してしまいます。
一つ不満は表紙ですね。本のタイトルが「遠縁の女」で表紙がヌード画。何やら怪しげで、図書館で借りるのにちょっと躊躇してしまいます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・時代
- 感想投稿日 : 2018年3月25日
- 読了日 : 2018年3月24日
- 本棚登録日 : 2018年3月25日
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コメント 3件
しずくさんのコメント
2018/05/06
しずくさんのコメント
2018/05/06
todo23さんのコメント
2018/05/07