沈黙の王 (文春文庫 み 19-5)

著者 :
  • 文藝春秋 (1995年12月8日発売)
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感想 : 43
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「沈黙の王」「地中の火」はそれぞれ文字の発明・弓矢を発明した部族の物語。はるか古代を舞台にしており、伝奇的なせいかどこか
中島敦を思わせる雰囲気がある。
「妖異記」「豊饒の門」は笑わぬ美女褒?(ほうじ)と、それに振り回される王の物語、そして「鳳凰の冠」は絶世の美女・夏姫の娘を娶った晋の宰相・叔向の物語です。いかにも宮城谷さんらしい歴史物ですが、短編の割に登場人物が多く、その上一人の人物が役職で呼ばれたり、名で呼ばれたり、字(あざな)で呼ばれたりするので苦労しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代
感想投稿日 : 2017年10月30日
読了日 : 2006年9月5日
本棚登録日 : 2017年10月30日

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