女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年10月7日発売)
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本棚登録 : 9502
感想 : 780
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村上春樹さんの短編集はやっぱり面白い。
特に本作はまえがきにも書かれているように、「女のいない男たち」という同じモチーフで、別々の話でありながら連作として捉えても面白いし、早くページをめくりたくてあっという間に読めてしまう。かと言ってサラッと読めてしまうのかというとそれはまた違って、村上春樹さんの作品を読むときのあのなんとも言えない感情、感覚をしっかり味わえる。読むこと自体、読む過程も楽しいし、読んだあともずっとじわじわと心に残る。

この本をあんな風に映画にした濱口監督は凄い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月26日
読了日 : 2023年1月26日
本棚登録日 : 2023年1月20日

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