吉良家討ち入り四十七士のうちの1人で足軽身分だった寺坂吉右衛門さんが、大石内蔵助さんの指示で捨てたはずの命を死ぬより過酷な生き証人として生きていくお話。
みんなから誤解されて、本当につらかったと思う。
同じように討ち入り前に内蔵助さんの指示で「抜けた」形になっているおじさんのお話も良かったよ。
らじが好きな浅田次郎さんと同じで、本当に悪い人はいないってスタンスのお話が良かったです。
現実には本当に悪い屑みたいな人間もいるからさ。
せめて物語のなかでは、環境とかタイミングが悪かっただけで、本当の悪人がいない世界を楽しみたいじゃない?
良いお話でした♪
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2013年9月2日
- 読了日 : 2013年9月2日
- 本棚登録日 : 2013年9月2日
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