一流パイロットから中米の怪しい密輸に関与し、実はアメリカ政府にも使われていた実在の人物をモチーフにしたお話。

トム・クルーズが「マーヴェリック」とは違うタイプのパイロットをルーズに力強く演じていて、けっこう気軽に観られるテイストの割には骨太なお話になっていました。

アメリカって政治的にも地理的にもこういう国なんだな…てことが感じられるお話でもある。
邦題には「アメリカをはめた男」という副題がついているけれど、ハメられたのは誰なのかしら…と考えながら観ると楽しい。

内容的には中年のオジサンたちが好きそうなお話だし(エロはないです。)特に感動系なお話でもないので自分の好みとは違うのだけど、作品としてはやはり☆4つを付けざるを得ない充実した内容でした。

トムのおしりが見られるとは言え、内容も好みとは違うのだけどね(笑)
やっぱりトムって良い役者だわ。

2024年5月11日

読書状況 観終わった [2024年5月11日]
カテゴリ 洋画

アンジェリーナ・ジョリーが過去の火災で少年らを救えなかったトラウマを持つ森林消防隊員を演じているのだけど、なんだか森林火災の映像以外はこれといって新鮮さも心を揺さぶられるようなエピソードもないお話でした。

原作の小説があるようで、そちらはモンタナの自然が出てくるのかな?
本作のロケ地はモンタナ州ではなくニュー・メキシコ州だったみたいです。

森林火災の際に空から降下して消火活動にあたる組織があるとは、日本とは自然のキャパが違うのだな…と思いました。
時間潰しに観るのなら、それなりに観れた作品ではありました。

2024年5月9日

読書状況 観終わった [2024年5月9日]
カテゴリ 洋画

2007年にお亡くなりになった世界三大テノールの1人:ルチアーノ・パヴァロッティさんの生涯をまとめたドキュメンタリー映画。

ロン・ハワードさんが監督でテンポの良い作品だった。
とにかく明るくて、人たらしっぽいパヴァロッティさんの魅力が歌唱も含めてしっかりと描かれていました。

40歳近い秘書と不倫されたうえで離婚した前妻さんや娘さんたち、不倫関係にあった女性歌手なども登場し、世間が何と言おうとも彼は周りに「しあわせの種」を蒔き続けた偉大な人だったのだな…と思いました。

プラスの面しか描かれていないと感じる人もあるだろうけれど、パヴァロッティさんがこの世界に残したものを考えると、それで良いと思うな。

2024年5月8日

読書状況 観終わった [2024年5月8日]
カテゴリ 洋画

邦画のタイトルのつけ方に問題があると思うけれど、原題は『Polar Storm』で彗星のかけらが衝突することで地球の磁場が変わる現象を題材にしたお話。

低予算っぽい作品で、映像も俳優さんたちも「低予算」な感じだけど、98分でそれなりに楽しませてくれました。
もちろん時間がない人にはススメませんが…。

マリアナ海溝に原発を落として「地球を治療」するとか、理論的にどうなのよってところも含めてC級~Z級映画好きには刺さるものありか…と。

2024年5月8日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2024年5月8日]
カテゴリ 洋画

美人のニコール・キッドマンが主演だから記憶喪失のヒロインに感情移入しそうだけれど、実際は夫と幼い息子がいるにも関わらず働きだした途端に他の男と不倫をしたらそいつがヤバイ暴力男で、殴られて記憶喪失になってしまった中年女性のお話でした。

前々からコリン・ファースは歪んだ役が似合いそうだとは思っていたけれど、この暴力男役はぴったりだった。
非常に登場人物が少ないお話なのだけど、主治医役のマーク・ストロングが唯一まともな人って感じで、この作品を観た後は『キングスマン』シリーズが観たくなる暗いお話でした。

俳優さんたちに恵まれたけれど、これを演技力のないメンバーでやったら単なるC級作品だっただろうなぁ…。
どの層がターゲットなのかわからないお話ではあるけれど、不倫はやめとけってことかな?!

2024年5月7日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2024年5月7日]
カテゴリ 洋画

エマニュエル夫人で有名なナイスバディのシルビア・クリステルさんがお金持ちのピュアな少年を篭絡させるお話。
彼女は不法移民で、運転手であるダメおじさんに脅されて少年を誘惑するのだけど、セクシーな大人の女性ならではの手馴れた誘惑っぷりでした。

15歳の少年を倍くらいの年齢の女性が誘惑するセクシーなシーンが多く、軽いテイストではあるけれど、脱ぎっぷりもそうだし設定も含めて、今はこういう作品は作られなくなったよなーと感じました。

レトロ感を含めて軽く楽しむ作品ですかね。
by太郎

2024年5月7日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2024年5月7日]
カテゴリ 洋画
  • エルヴィス [DVD]

  • オースティン・バトラー
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント / 2023年4月19日発売
  • Amazon.co.jp / 映画
  • 購入する

エルヴィス役のオースティン・バトラーさんは上手に演じていたと思うし、奥さんのプリシラ役の女優さんも良かったし、何と言っても語り役のトム・ハンクスさんがさすがだったけれども、物語としては軽いテイストでした。

そもそもエルヴィスさんに詳しくなければ、流れもよくわからないくらい大筋な人生描写だったし…。
ヒーローが孤独っていうのは定番なので、この作品ならではのものは感じられなかった。

思ったのは、山崎まさよしさんってかなりエルヴィスさんの影響を受けているのかな…ということ。
山崎さんの若い頃の作品は、エルヴィスさんっぽいものが多かったのですね
今さらながらこの作品でそれを知りました。

2024年5月7日

読書状況 観終わった [2024年5月7日]
カテゴリ 洋画

主演の3人組のうち、特にクリスチャン・ベールとマーゴット・ロビーの演技が非常に良いので何となくそれなりの作品にはなっているけれど、脚本が詰め込み過ぎで何が言いたいのかよくわからない作品でした。

アメリカで実際にあった政治事件を題材にしているそうだけど、その事件もボヤけてよくわからないし、理想と現実の乖離や黒人と白人、上流階級と労働階級の分離など、とにかくごちゃごちゃしているうちに理想郷「アムステルダム」へ旅立つ友人を見送ってお話は終わってしまった。

いずれにしても理想郷と思われる「自由の国アメリカ」ですら実際はごった煮で、この世に地名以外の意味を持つ「アムステルダム」があるのかは、その人の心次第なのかもしれませんね。
……なんて、感想もさっぱりわからない感じで終わりました。

映画館で観たときはクリスチャン・ベールが誰だかわからなかったので、とにかくクリスチャン・ベールは本物の役者さんだなぁ…って思った作品です。
あと、ヘタに旬だったラミ・マレックとアニャ・テイラー=ジョイがB級感を醸し出しまくりでした。

2024年5月5日

読書状況 観終わった [2024年5月5日]
カテゴリ 洋画

シリーズ第6作目。
なので、かなり人間関係も複雑になってきていて、それなりの関係図を頭に入れておかないとイーサンは何と戦っているのだろう…という感じになります。

トム・クルーズも年齢を重ねて初老になってきていますね。
チーム戦であることに変わりはなく、仲間との絆、愛する者を救うことにすべてをかけ、最後まで諦めないイーサン・ハントの活躍は年齢を超えることはよくわかりました。

トムは好みの女性にもブレはありません。
背が高く、男顔の女性ばかり出てくる。
元妻のジュリアと今カノっぽいエルサは髪型も含めてそっくりだし、ホワイト・ウィドウもそっち系。
キャスト選びも含めてトム・クリーズの作品だなぁ…と感じました。

2024年5月4日

読書状況 観終わった [2024年5月4日]
カテゴリ 洋画

トニー・スコットらしく細かいカット割りと自己主張スレスレのBGMで紡がれるCIAのスパイのお話。

定年までに貯めたお金をすべてブラッド・ピット演じる自分が育てた後輩のために使い切る定年国家公務員のロバート・レッドフォード。

救出作戦自体がうまく行き過ぎる感はあるけれど、要は男の美学を描いているのでしょう。
それだけ感じれば十分なお話だと思いました。
☆4に近い☆3つで。

2024年4月29日

読書状況 観終わった [2024年4月29日]
カテゴリ 洋画

ナタリー・ポートマンさんが役柄的にいつも以上に痩せていても美しく、本人のイメージと役柄がとてもマッチしていたお話でした。

ヒロインのバレリーナさんが精神的に壊れるまで何かに没頭するのが凄いと思いました。
自分は何かにそれだけ打ち込んだことがないからね…。

ただ、過保護な母親に無意識に抑圧されているとは言えヒロインはとても優等生なわけで、性的にも不満があったわけじゃないのに、どうしてここまでやらされなくちゃならないのかと思いました。

それは役柄だけではなく現実のナタリーさんにも言えて、日本もそうだけど女優さんはいわゆる「濡れ場」をやらないと大きな主演賞がもらえず、一流とも呼ばれず、中年を過ぎてから役がつかなくなるというのはどうなのかな~という気持ちになりました。
いろいろな意味で役柄と本人がダブった作品でした。

2024年4月29日

読書状況 観終わった [2024年4月29日]
カテゴリ 洋画

これは生理的にムリでした。
イタリアの夏を舞台にした「ひと夏の想い出」系のお話だけど、男性同士のリアルで微にいり細にいった性愛の様子を長々と続けられてもねぇ…。

これってユダヤ人の男性同士って設定が評価されているのではないかな。
女性同士だったり、男女の組み合わせであっても、こんなに他人の性愛を長々と具体的に説明される話には興味がないです。

だって、これが美しくもないその辺のオジサンとオバサンの話だったら単なるポルノでしょ?
ティモシー・シャラメくんとアーミー・ハマーさんが美しいイタリアの風景とともに半裸で演じたから映画は話題になっていたけれど…。

主人公カップルは同時進行でそれぞれ女性とも関係を持っているし、インテリでキレイな物語ぶっているけれど、全く好みではないお話でしたね。
by太郎

2024年4月21日

読書状況 読み終わった [2024年4月21日]
カテゴリ 外国文学

宝塚歌劇団の宙組公演。
真風涼帆さんと星風まどかちゃんがトップコンビになる前に組んだ小作品です。

実際のところ、この頃のまどかちゃんはかなり微妙。
真風さんが完成形に近づいていて大人っぽい分、まどかちゃんが子どもっぽ過ぎてラブ・ストーリーは似合わない。
ダンスもまどかちゃんとよりも伶美うららちゃんと組んでいる方が美しくてお似合いでした。

ストーリーは可もなく不可もなくで、真風さんをヴァンパイアにするならコメディではなくもうちょっと大人っぽくても良かったんじゃないかな。

2024年4月19日

読書状況 観終わった [2024年4月19日]
カテゴリ 邦画

美しい文章なので最後までさくさくと読了。
だけど、病んでいる人ばっかり。

物語自体が面白いかというと別にそうでもないのだけど、美しい文章と地に足がついているようで案外そうでもない人たちのなかから何かしら学びはあるような気がするのが村上春樹ワールドですな。

2024年4月18日

読書状況 読み終わった [2024年4月18日]
カテゴリ 小説

ビートルズの楽曲『ノルウェイの森』は、けっこうすっとぼけたメロディにこじらせたキャラクターが描かれているのだけど、確かにそんな感じのお話でした。

村上春樹は文章が美しいよね。
わかりやすくて美しい。
海外でも人気があるけれど、ちゃんとこの美しい文章が訳されて伝わっているのかは不明。

本作は「僕」の一人称で物語が紡がれているのだけど、この「僕」がこれまたすっとぼけたキャラなので、味わいがあるのでしょう。
常に低体温っぽいけれど、おそらく熱しにくくて冷めにくい性格なのだと思う。

それに対して周りはとにかく生き急いでいる人ばっかり。
そのバランスを楽しむ作品なのかな。

2024年4月15日

読書状況 読み終わった [2024年4月15日]
カテゴリ 小説

ラダーシリーズのレベル1の本。
美しいかわせみやラブリーなはちどりのお兄さんなのに全身に枯れ葉がくっついたような色でビジュアルが良くない「よだか」さんが周囲から嫌われ、鷹にもいじめられ…。

真面目だけど確かに愛想はなく、悲観的で最後は生きていても仕方ない…と思いつめるキャラクターが実は周囲からビジュアル以上に疎まれていたところもあるのかなー。

宮沢賢治さんらしい鳥を登場動物にしているけれど、実は人間社会に問題提起をする系のお話でした。

2024年4月4日

読書状況 読み終わった [2024年4月4日]
カテゴリ 英語の本

あのスピルバーグさんが、あの『ウェスト・サイド物語』を撮った作品。
日本では2022年に公開されました。

現代のほうが若者のダンススキルも演奏家たちの演奏スキルもクリーンだけど、なんだかトニーに全く魅力がなくて…。

もともとネタ元の『ロミオとジュリエット』も若いガキんちょカップルの中二病全開な物語だし、1961年度版の『ウエスト・サイド物語』も一気にたたみかけるようなお話なのだけど、バーンスタインさんの半端ない音楽の魅力と時代的な雰囲気で良作だった。

ただ、こちらのトニーは「うどの大木」って感じで、粗暴犯で刑務所から出てきたばかり、直情径行で初デートでも貧乏ゆすりしまくりの病的な神経質さ、見るからに浅薄な思考力で、超美男子ってわけでもないし…。
なぜマリアが一気に惚れたのかが全くわからない。
つきあったらDV男に豹変しそうな雰囲気がプンプンしまくりなのですよ。

全体的に男性陣が弱かったです。
歌もダンスも見た目もね。


マリアちゃん役の方は歌は非常にうまかったし、演技も良かった。
ただ、ロシアのアイススケーター:エフゲニア・メドベージェワちゃんに似たワンちゃん系のお顔でトニー役の方と全然ハマっていなかったのも我が家のなかで盛り上がりに欠けた気がします。

アニータは今回も前回も非常に印象に残る役柄で、前作でアニータ役だったリタ・モレノさんが本作では製作にも関わり、ドラッグストアの女主人として出演していたのは嬉しかったです。

おそらく観るよりも製作チームのほうが楽しかったのではないかな~と思われる「力の入った作品」ではありました。
でも、我が家的には前作に軍配かな…。

2024年4月4日

読書状況 観終わった [2024年4月4日]
カテゴリ 洋画

今回は仏教及びキリスト教の教義ネタが多くて、お勉強になりました。

ただ、マーラや天部などブッダのお仲間があまり出てこなかったのが残念。
愛子ちゃんちよりも仏教関係者たちが好きなので…。

ブッダの螺髪で洗濯物を干すとか、本当に日本の宗教観の寛容度の高さは素晴らしいと思いました。

2024年3月31日

読書状況 読み終わった [2024年3月31日]
カテゴリ まんが

イタリアの田舎の風景ってピュアな若者のドラマと非常に良く似合う。
もちろん季節は夏。
大学教授の元に夏休みだけお手伝いに来た大学院生と教授の息子(10代)のボーイ・ミーツ・ボーイなお話。

正当派イケメンの大学院生と中性的な雰囲気イケメンのご子息のお話は、何とでも解釈できるものだったけれど、これは案外男性のほうが共感できるのではないでしょうか。
美しい想い出となるのか、苦い想い出となるのか…。

クラシックなピアノ音楽と湿度まで感じるようなイタリアの夏。
敬虔なユダヤ教徒の男性同士が愛し合うというのがどういう位置づけになるのかはわからないけれど、響く人にはめちゃくちゃ響くお話なのだろうな…と思いました。

ティモシー・シャラメくんは、この作品で一気に輝いたような気がします。
原作の一部しか映画化されていないから、続編が作られるというお話もあったけれど、どうなるのかな。

2024年3月31日

読書状況 観終わった [2024年3月31日]
カテゴリ 洋画

スカーレット・ヨハンソンとコリン・ファース。
たくさんの映画に出ている2人ですが、そのなかでもこちらはかなり好きな作品です。

フェルメールの絵画はバロックに位置付けられるものですが、この作品は「印象派」って感じ。
明確なストーリーがあるようでないような…。
ただ、観る側は大きく何かを感じ取る。

ちょうちょがどこかで羽ばたくと別の場所で何かが大きく変わる「バタフライ効果」のように、ちょっとした出来事で人生が大きく変わることってあるんだな…と気付かせてくれるお話でした。

無垢で美しいけれど貧しい家の少女が有名な画家の家に住み込みで働く。
邪心だらけのパトロンに襲われなければ肉屋の息子に心身を開くこともなかっただろうし、ピアスをつけて画家のモデルになることにならなければむしろ画家の愛人になっていたかもしれない。

ちょっとしたことがその後の人生を大きく変えていく。
人生なんてそのちょっとしたことの連続なのでしょうね。
それが何かを大きく変えていく。
ある意味、とても恐ろしいお話でした。

2024年3月30日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2024年3月30日]
カテゴリ 洋画

性的描写がかなり多いので、大人しか観ちゃダメの作品。
役者さんたちがかなり頑張っていました。

おそらくセックス依存症の兄とリストカットしまくりの妹の間には、幼い頃にいろいろと哀しいことがあったのでしょう。
それはすべて観る側に委ねられているので、ある程度の映画や小説、リアルも含めて人生経験を重ねた人にしか響かないと思われるお話でした。

自分はけっこう好きでしたけどね。
人間は誰もが何かしらの「恥」を足跡として残しながら生きているのだろうし、その「恥」をそもそも「恥」と思うのか、そう思うのであればそれにどう自分の人生のなかでの意味合いを持たせるのか…。
いろいろと考えさせられるお話でした。
by太郎

2024年3月30日

読書状況 観終わった [2024年3月30日]
カテゴリ 洋画

アニメ版スパイダーマン映画の第二弾。
ごちゃごちゃした内容とがちゃがちゃした画像でした。
物語も別にこれで見たいってほどの内容でもないし…。

しかもこれだけ長いこと今までのスパイダーマン映画の概要をなぞっておきながら、続編を観ないと先はわからない内容だった。
よほどのスパイダーマン好きじゃないと飽きちゃうね。

2024年3月26日

読書状況 観終わった [2024年3月26日]
カテゴリ アニメ映画

落ち武者のような髪型のブルース・ウィルスと若い頃は女性っぽかったのか…と感じるケイト・ブランシェットを料理が上手な影の主役であるビリー・ボブ・ソーントン(アンジェリーナ・ジョリーの元夫だ!しかもアンジーは5番目の妻…)が上手くまとめた銀行強盗コメディ。

1人の女に2人の男というヤツなのだけど、ケイト(役名もケイト)なら仕方がないと感じさせる展開でした。
美人なんだか美人じゃないんだか、頭が良いのか壊れているのかわからない役がケイトさんに良く似合っていました。

内容はすぐに忘れそうだけど、最後のどんでん返しの含めて楽しめました。
2時間があっという間だったよ。

2024年3月23日

読書状況 観終わった [2024年3月23日]
カテゴリ 洋画

トマトが殺戮を繰り返す系と同様の人じゃないものが人を襲う系の作品として前々から名前は知っていました。

77分とコンパクトな作品だし、ジーンズが人を襲うとかギャグ系なのかな…と思って観たら、けっこう真面目なテーマが貫かれた社会派の作品だった。

先進国の大量消費経済を支えるために途上国で子どもが不当に搾取されている現実とか、フェアトレードを謳う意識高い系の企業が実は自称で虚構まみれだったりとか…。

大量に血が流れる映像などをもっとソフトにしていたら、中学生などが視聴してみんなで社会問題について話し合う教材にもなったかも…ってくらい、考えさせられた。

何をしても出世したい小物上司とか。
ヒロインみたく理想を掲げて行動をしても、結局は何も考えていない大衆に最後は命を奪われちゃったりとか。

なかなか良い作品だったよ。
何かを主張するのにこういう切り口で相手にじわじわと自覚させるって手段もあるということも学びました。

ただ、全編が夜の設定で暗い場面が多いので、家で視聴するときは電気を暗くして観ると良いと思います。
後半のホラーちっくなシーンで自分の顔が画面に反射して、そっちがマジでホラーだったわ。

2024年3月20日

読書状況 観終わった [2024年3月20日]
カテゴリ 洋画
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