再読。以前読んだときは詩人の情報をほとんど入れていなかったが、いろいろ知った後に読むと、序文からとてもおもしろい。
詩については、統一感があるというか、コンセプトが割とはっきりしている印象。竹とか根とか、増殖するもののモチーフとか。計量調査をするといろいろ言えそう。
生きることにつきまとう不安とか、自身への違和感とか、ぼんやりとした感情を言葉にせずに詩に移しとるのが尋常ではなくうまい。その奥に言葉にはならないだけで明確なイメージがあるような気がするのは近代詩たるゆえんだろうか。あまり近代詩を読んでいないので、もう少し学びたい。
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- 感想投稿日 : 2024年2月2日
- 読了日 : 2024年2月1日
- 本棚登録日 : 2024年2月1日
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