梅原猛の授業仏教 (朝日文庫 う 10-2)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2006年10月1日発売)
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仏教について、お釈迦様から日本における仏教の広がりについて、とても分かりやすくまとめられている。
宗教が必要かは分からないが、道徳の観点から必要というよりは、現世を生きる人間の心の拠り所、あるいは軸となる思想は必要だと思う。その点、仏教の考え方はまっとうだし、本質をついている気がして、それなりに好きなのだが、本を読んでいると、やはりこれからの21世紀以降の社会には、もはやそぐわない点も多く、もっと別の考えが必要なのではないかと実感する。キリスト教も仏教も現存の宗教が機能するのは2000年までと聞いたことがあったが、その通りだと思いだされた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文科学
感想投稿日 : 2014年3月10日
読了日 : 2014年3月10日
本棚登録日 : 2014年2月22日

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