正義の味方というより、イデオロギーに取り憑かれた異端者のような悪魔くん。善悪では計り切れないダークな部分がたまらない魅力です。
当初から悪魔くんの思想とは相いれない佐藤=ヤモリビトの視点で語っていることで、悪魔くんのとらえどころのない不気味さと裏切り者が身内に存在するスリルを味わわせるところがうまいです。
打ち切りになったこともあり、後半はどう考えても世界観に合わない黒幕が出てきてストーリーが破綻しているのが残念。「千年王国」版の悪魔くんも是非読んでみなければと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2010年10月23日
- 読了日 : 2010年10月23日
- 本棚登録日 : 2010年10月15日
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