東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法
2009/8/21 著:岩瀬 大輔
著者の学び方の必勝パターンは「スロー・イン/ファースト・アウトの学び方である。それは、F1などのモータースポーツのテクニック。コーナーに入る前にアクセルを緩めて少し減速させ、最適な進路をとりつつ姿勢を調整。そして、曲がりきったところでアクセルを踏んで、カーブを一気に走り抜けるというやり方。
一言でいうと、初動にたっぷりと時間をかけるやり方であり、キーワードは「最初のうちは、頑張りすぎないこと」。
本書の構成は以下の7章から成る。
①全体を眺めて構造を見切る
②実践を通して肌感覚を身につける
③対象から離れて助走をとる
④一点突破で強みを活かす
⑤借りる力を身につける
⑥直感に従って決断する
⑦対立する概念を受け入れる
本書で紹介されている勉強法は勉強法の枠を超えて著者の人生観や生き方そのままである。人生日々勉強とはよく言ったもので学びや気づきである勉強を日々行っている著者にとっては学びの目的やその先にあるものをしっかりとまず理解し、学ぶことを実体験の中で肌感覚を得ることから身近なものにしつつ、同時に大局を捉えながら主観と客観を意識しながらそれに取り組む姿勢が窺える。
著者は自分のことを天才ではないと言っているが間違いなく天才である。しかし、その天才がこれだけ色々なことを考え努力している様をみて、焦りさえ覚える。その差がどんどん開かないように天才のやり方を参考にしつつ、近づけるようアレンジしながら学び続けていきたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
思考法
- 感想投稿日 : 2018年3月17日
- 読了日 : 2018年3月17日
- 本棚登録日 : 2018年3月17日
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