図書館の魔女 烏の伝言 (下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2017年5月16日発売)
4.43
  • (130)
  • (83)
  • (26)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 861
感想 : 89
4

ほーらやっぱり面白かった!
説明が長くて読み進めるのが大変だった上巻に比べると、物語が大きく動き、懐かしい面々も登場する下巻。あっという間に読み終わってしまった。

マツリカ登場の安心感。全ての謎が解き明かされていく爽快感。全て読み終えると、次はキリヒトの話が来るに違いないと確信できる。三作品目も楽しみだ。

それから、今作はエゴンという障がいを持つ鳥飼の存在が、言葉や文字に関わるキーパーソンだった。なかでも、ひらがなと漢字の識字についての考察にはハッとさせられた。言語について深く知ることができるのが、このシリーズの魅力であると改めて感じされられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫本
感想投稿日 : 2022年6月12日
読了日 : 2022年6月12日
本棚登録日 : 2022年6月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする