第2弾は我が家が朝日新聞を止めた後のため、全て初見。
ネタ切れ(?)なのか、前作と比較すると事故そのものより周辺エピソード中心の構成。
六ヶ所村に再処理施設が出来るまでを綴った「ロスの灯り」も読みごたえがあったが、衝撃的だったのは気象庁の津波警報の顛末を追った「遅れた警報」。
以下、要約。
~気象庁が出した当初の津波警報(マグニチュードから自動計算)は「岩手3メートル、宮城6メートル、福島3メートル」。一方、三陸沖の水圧計は5メートルの津波を計測。沿岸になるほど津波は高くなり、気象庁の計算式では沖合の5倍(=30メートル!)が沿岸の津波の高さ。しかし水圧計の数値は活かされず、気象庁が「10メートル以上」と修正したのは、大津波が襲ったあと。もし水圧計を重視していたら、死者行方不明者1万9千人のうち1万人は助かった(!)との見方もあるという~
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- 感想投稿日 : 2013年2月14日
- 読了日 : 2013年2月13日
- 本棚登録日 : 2013年1月4日
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