- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054053854
作品紹介・あらすじ
3月に発売し、大反響となった朝日新聞の連載ルポ書籍化の続編。史上最悪の放射能汚染となった福島第一原発事故について、気鋭の記者たちが、政府、官僚、東電、そして被害住民にあらためて取材し、その真実を報告。事故の本質を改めて検証している。
感想・レビュー・書評
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原発事故直後を描いた一巻と比べると面白さは落ちるけど、そもそも『面白さ』を求めて読む本では無いので、それを言ったら不謹慎ではあります。
津波と原発事故のダブルパンチの中、福島にいた人達が何を考えどう動いたか。自分がどう考え暮らすべきなのかを振り返るよすがになるシリーズです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第2弾は我が家が朝日新聞を止めた後のため、全て初見。
ネタ切れ(?)なのか、前作と比較すると事故そのものより周辺エピソード中心の構成。
六ヶ所村に再処理施設が出来るまでを綴った「ロスの灯り」も読みごたえがあったが、衝撃的だったのは気象庁の津波警報の顛末を追った「遅れた警報」。
以下、要約。
~気象庁が出した当初の津波警報(マグニチュードから自動計算)は「岩手3メートル、宮城6メートル、福島3メートル」。一方、三陸沖の水圧計は5メートルの津波を計測。沿岸になるほど津波は高くなり、気象庁の計算式では沖合の5倍(=30メートル!)が沿岸の津波の高さ。しかし水圧計の数値は活かされず、気象庁が「10メートル以上」と修正したのは、大津波が襲ったあと。もし水圧計を重視していたら、死者行方不明者1万9千人のうち1万人は助かった(!)との見方もあるという~ -
頑張って2巻まで読んだけれど、もうお腹いっぱい。
お涙ちょうだいのストーリーと原子力反対の内容ばかり。
もっと中立的にものをかけないのか。 -
2022/01/25
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/58598 -
《教員オススメ本》
通常の配架場所: 3階開架
請求記号: 543.5//A82//2
【選書理由・おすすめコメント】
東日本大震災から3年が過ぎましたが、被災地の復興は地域によって、その進度に格差があり、復興の進んでいる所の報道にばかり触れていると実感が伝わらなくなってしまいます。特に原発事故については、事実上、事故は収束していないのにも関わらず、真相が見えません。この本は、朝日新聞での連載記事を最初から編集少し加筆したものを順次、単行本にまとめていっているもので現在も新聞の連載は続いています。過去の真相から直近の状況までをまとめて知ることができます。
(経営学部 持丸邦子先生) -
福島第一原発事故では、ディスコミュニケーションの問題が指摘される。本当に電力会社の闇は深い。だって当人すらうかがいしれないのだから。
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考えさせる