スタートライン (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年7月14日発売)
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本棚登録 : 1706
感想 : 153
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◆全体の印象
この作品のテーマは「恋愛」と「生き方」だと僕は思いました。

恋愛は付き合う前のあの距離感がとてもたまりませんでした。
もう一度あのころに戻りたい。。。笑
自分はどう生きたいのか?という疑問を主人公とともに考えることができました。
主人公が悩む度に、僕も考えさせられました。
普段あまり考える機会が少ないので、とても貴重な体験をさせていただきました。

期間をあけて読み返すと、受け取り方が変わり、自分の変化に気付けるかもしれませんね。

◆印象に残った言葉、トップ3
①自分の目の前にやってくることのうち、自分に必要なものだけを残して、それだけはちゃんとやろうという姿勢に変わるわけだが、いつの間にか判断基準が、必要かどうかではなく、面倒がどうかになり、ついには、目の前にやってくる出来事全てに対して、何かと理由をつけて、本気でやれなくなる。
→確かにその通りだな〜、と思いました。
必要かどうかじゃなくて、面倒だったり、そもそもやるという選択肢にさせない考えをしている時があると思いました。
逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。シンジくんからも学ぶことがありそうですね。笑

②自分のことばかりを考えている人よりも、自分の人生を使って、世の中に何ができるかって考えて生きている人の方が好きだけどね。
→そんな人になりたいですね。
「自分のことは二の次三の次。」花咲くいろはというアニメでも、旅館の女将が言っていました。僕は時々思い出して、人のことを先に考えるようにしています。

③一年前の自分が今の自分を想像できただろうか。
→そう思えるように、毎年新しいことに挑戦していきたい。
ちなみに去年から毎日日記をつけているので、それがとても役に立っている。
記録をつける大切さも改めて感じることができました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年5月27日
読了日 : 2021年5月27日
本棚登録日 : 2021年5月27日

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