「47年は遠すぎる」…なんてことは全然ありませんでした。この昭和51年初版のハヤカワ・ミステリ文庫を初めて読んだ時の晴れやかな気分が速攻でよみがえりました。まるで数式を解いたような爽快感を感じたあの日に一瞬でワープ。きっかけは「午後のチャイムが鳴るまでは」。主人公が『まるで「九マイルは遠すぎる」みたいだ』と口にしたのです。第4話「占いの館へおいで」の冒頭から、なんか、このモチーフ知ってるぞ…って感じていましたが、やはりハリイ・ケメルマンでした。実家から持って来た文庫本が詰まった段ボール箱を開けて、47年ぶりに発掘。高校生の自分、こういうミステリにハマっていました。今読んでもこんなに面白いのに、こういうジャンル読まなくなっちゃったのは、なんでだろ?自分にミステリを感じます。先ずは一緒にサルベージしたラビシリーズ、読んでみようかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年1月25日
- 読了日 : 2024年1月24日
- 本棚登録日 : 2024年1月14日
みんなの感想をみる