螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA (2006年11月30日発売)
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本棚登録 : 2725
感想 : 395
4

海堂尊は 医療と言う問題に 直面して
現実を暴きながら 医療とは『なにか』をといかける。

終末医療 そして 死体検案 という問題が
余すところなく 暴露される。
国のなすべきなかで 経費の削減 は
意味がなく切り捨てることから始まる。 

死んでしまったものの 死因を詳しく調べる必要はないのだ。
その経費は 誰が負担するのか?

天馬大吉と言うめでたい名前の 落第を繰り返す医学生が
おさななじみの葉子の策略で・・・・桜宮病院に 潜入することに。
姫宮と言う どじな看護婦によって 病院で怪我をする。
それが 拡大して 火傷さえおう。
喜劇のような悲劇の主人公となる。

桜宮病院で
小百合・すみれの 双子の医師が つかさどっている役割は?

次第に その闇が引きづりだされていく・・・・
皮膚科の医師 白鳥は 核心をつかもうとするが。

ふーむ。
スリリングな展開が さすが 海堂尊。
しかし、後半は ちょっと しまりがないなぁ。
くどすぎる 感じがする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療/薬草/漢方
感想投稿日 : 2012年10月25日
読了日 : 2012年1月31日
本棚登録日 : 2012年10月25日

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