脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2014年1月30日発売)
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感想 : 165
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脳の奇妙な動きが 物質レベルで説明できるとは、
スゴイ時代となったものだ。
ドーパミン、オピオイドが 興奮させ、報酬系を喜ばせる。
A10神経を通り過ぎていく 物質たち。
興奮もさせるが 抑制するセロトニン、ギャバもある。
そのバランスが 平静になり、興奮し、不安となる。
物質が解明される事で、依存症がうまれる事になる。
生理的な報酬、金銭的な報酬、社会的な報酬。
報酬「依存症」が、ニンゲンであることらしい。
アルコール、ギャンブル、セックス。
報酬を喜ばすための 報酬的行為。

沢山の物質の言葉がありながら、
ちゃんと 読ませる能力があるのは、えらいもんだ。
深くもなく、浅くもなく、
読んで、脳は 実にバランスをとって生きている。
と感じられただけでも、うれしいね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療/薬草/漢方
感想投稿日 : 2018年3月6日
読了日 : 2018年3月6日
本棚登録日 : 2018年3月6日

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