今までリライトされたものしか読んでなかったハーンの作品ですが、実際読んでみるとその美しさに心打たれました。怖がらそうとしていないからこそ、その透明さが際立ち静かに情景が広がります。そこに作者が見る日本の生死観が加わり、独特の世界観を為しています。
実はこの本を買おうとした切っ掛けのひとつは、天野喜孝による表紙絵なんです。こういうのも縁だと思いますし、読んでみると実に映像的で絵との相乗効果のようなものがありました。これもまた本の持つ面白さですな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
在庫なし
- 感想投稿日 : 2010年3月26日
- 読了日 : 2010年3月26日
- 本棚登録日 : 2010年3月26日
みんなの感想をみる