タイタニア4<烈風篇> (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2013年9月25日発売)
3.83
  • (24)
  • (46)
  • (29)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 317
感想 : 49
5

22年振りの新刊ですよ。やっほっほ〜い♪
復習のために先に1〜3巻読んでいたのですが、違和感なく続きとしてスンナリ読めました。少し展開が遅いかなとも思いましたが。最後の最後にこんな展開が待っているとは。そう言えば「皆殺しの田中芳樹」という言葉があったなと思い返したり。全体に昔の雰囲気が漂っていました。最近の軽い感じも好きですが、スペオペは重厚感が欲しいですしね。架空歴史物語として、物語の主軸となる為政者や英雄たちの視点だけでなく一般市民や下士官の視点、そして後世の歴史家の視点を交えることにより、作品世界が広がります。これは昔から使われていた手法ですが、それが今回も効いておりタイタニアVSタイタニアという為政者同士の争いの意味合いを問い質しています。そのため反タイタニアのヒューリックたちの出番が少ないんですけどね。
狂信的な想いが狂気となり凶器となる。この物語の終焉がどう迎えられるのか気になります。早く続きを!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 在庫なし
感想投稿日 : 2013年9月30日
読了日 : 2013年9月30日
本棚登録日 : 2013年9月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする