短編。
夫婦ともに作家である育子と夫。
育子はある日突然、目が見づらくなった。
いくつかの病院をまわってわかった病名は網膜中心静脈閉塞症と診断され
点滴とレーザー治療の末、網膜の手術をして徐々に回復していく様子。
癌の家系であるために毎年健康診断は欠かさなかった夫だが、
結局癌を患い、闘病の末に自らの意思で点滴を抜きとって亡くなった。
育子は、長年連れ添った最愛の夫を失った喪失感の中で
タクシーでめぐる遍路のツアーに参加したり、マンションへ引っ越し
異郷へ長期滞在して、息子娘たちに支えられ、夫の姿を思い浮かべながらの日々。
ほとんどが著者自身の話、らしい。
てか著者の夫の吉村昭氏ってなんかすごい人じゃん!)^o^(
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2013
- 感想投稿日 : 2013年12月8日
- 読了日 : 2013年12月8日
- 本棚登録日 : 2013年12月8日
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