世界クッキー

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年11月13日発売)
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本棚登録 : 801
感想 : 117
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川上未映子さんのエッセイ。

髪の毛に悩んだ思春期の気持ちには、髪質こそ違うけれど、共感するものがあった。

幼い甥2人と一緒に遊ぶことの大変さと不思議さ。
彼らが面白がれば面白がるほどこちらはつまらない気持ち、
非常によくわかる。

小説を書いていくことの話。
歌手としての活動で忘れられない名古屋での思い出。

読書のすすめにての一文。少し省略。
本や物語の中で、面白くなかった、つまらなかったというようなことがあっても、
後々の人生においてどのような効力を発揮することになるのか、影響を受けているのかはわからない。

本当だね。
大人になるにつれて、自分の好みのものだけ選んでしまうけれど、たとえつまらないものだとしても、
何かしらの影響は受けているよね面白い。

言葉をとても大切にしているんだなあと。
私も太宰治読んで見ようかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020
感想投稿日 : 2020年10月4日
読了日 : 2020年9月30日
本棚登録日 : 2020年10月4日

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