紅茶の教科書 改訂第二版

著者 :
  • 新星出版社 (2012年4月25日発売)
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Contents

Part 1
「茶葉と茶園」の話

Part 2
 紅茶の「履歴書」

Part 3
「紅茶史」

Part 4
「磯淵流」紅茶のいれ方

Part 5
 紅茶の「ブレンドのすすめ」


注目Contents

紅茶論争~正しい紅茶のいれ方は?(Part 2 紅茶の「履歴書」)

「英国王立化学協会による一杯の完璧な紅茶のいれ方10ヵ条」
「ファミリーエコノミスト誌」
「ジョージ・オーウェルの11ヵ条」
「トワイニング社の9ヵ条」
「ジャクソン社の9ヵ条」


紅茶論争をにぎわせた論客たちのいれ方が紹介されている。
それらを踏まえた上で
『Part 4 の「磯淵流」紅茶のいれ方』を読む。理解が深まる。まさに教科書的。

私が時々利用する紅茶専門店の小冊子では、
ダージリンのファーストフラッシュ(春摘み)をいれる場合、お湯の温度はやや低めを勧めている。
本書には書かれていないが……。

それから、いま飲んでいる「ディクサム」という産地の紅茶を調べようと思ったら、載っていなかった。
教科書ということで、大きな産地の代表的な土地に絞る意図で書かれているようだ。

そこで、「紅茶」を「本で」知りたいなら、
「基礎は本書で」という考えで読むといいのかもしれない。

 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英国と紅茶のパンジェンシー
感想投稿日 : 2013年6月5日
読了日 : 2013年6月5日
本棚登録日 : 2013年5月9日

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