アメリカの保守本流 (集英社新書)

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  • 集英社 (2003年9月17日発売)
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[ 内容 ]
イラク侵攻を主導し、いまやホワイトハウスを牛耳るアメリカの新保守主義者、いわゆるネオコンとはいったい何者なのか。
彼らを動かす軍事シンクタンクの思想は、アメリカ国民をどこに誘導しようというのか。
彼らの活動資金は、どこからでているのか。
ブッシュ大統領を侵攻へと駆り立てたのは、石油利権などではない。
現在のアメリカの権力構造を理解しようとするなら、保守本流の深層、「鉄道資本」と「石炭産業」の歴史をまずひもとく必要がある。
そして、その保守を変容させるネオコンこそが、アメリカを、さらに世界を危機に追いやっているのだ。

[ 目次 ]
序 アメリカの暴走
第1章 保守本流とネオコン(黒幕ビル・クリストルとネオコン七人組;過去のユダヤ人の反体制・反戦運動 ほか)
第2章 アメリカの鉄道資本とは何か(大陸横断ユニオン・パシフィック鉄道;アメリカ史を動かす鉄道会社とスタンフォード大学 ほか)
第3章 保守派のマーチャント・バンカー(メリル・リンチとブッシュ・ファミリー;軍需財閥、ボーイングとロッキード・マーティン ほか)
第4章 シンクタンクがばらまく軍事思想(マードックとロスチャイルド人脈による煽動プロパガンダ;シンクタンク人脈が進めるアジアの友好破壊工作 ほか)

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 集英社新書
感想投稿日 : 2010年5月9日
読了日 : 2010年10月5日
本棚登録日 : 2010年5月9日

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