[ 内容 ]
地球上の生物は必ず細胞をもち、そこにはDNAがあり、人間も例外ではない。
すべての生物のゲノムには、生命の起源からの歴史が書き込まれている。
生物は皆仲間であり、人間も生きものの一つなのだ。
しかし、生命の時代とも言われる二十一世紀、生命科学研究が飛躍的に進展する中で、果たして科学技術文明は正しい方向に向かっているだろうか?
もう一度、日常の感覚、生きもの本来の感覚から、「生きているとはどういうことか」を、捉え直す時期に来ているのではないだろうか。
「生きる」「変わる」「重ねる」「考える」「耐える」「愛づる」「語る」という七つの動詞をキーワードに、生命を基本とする知の可能性をさぐる。
[ 目次 ]
はじめに 「生きる」―生きものとしての人間
第1章 変わる―科学技術文明の見直し
第2章 重ねる―分ける方向からの転換
第3章 考える―第二のルネサンス
第4章 耐える―複雑さを複雑さのままに
第5章 愛づる―時間を見つめる
第6章 語る―生きものは究めるものではない
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社新書
- 感想投稿日 : 2010年5月10日
- 読了日 : 2010年12月2日
- 本棚登録日 : 2010年5月10日
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