[ 内容 ]
江戸の幕が閉じて、たかだか一四〇年にしかならない。
ところが、かつてのこの国には津々浦々、町にも村にも、いや野にも山にも水の中にも妖しきものどもが出没していた。
それを嘲笑する者ももちろんいたが、そのような態度は少数派であった。
人々は妖しき話を歓び、また恐怖した。
そして現代からみれば滑稽なほど、さまざまな化物譚を熱心に書き残した。
しかしこうした文書には、あながち一笑に付すことのできない、今の我われ日本人の心をも騒がせる不思議の魅力が満ち満ちている。
[ 目次 ]
1章 江戸時代は、妖怪でいっぱい!
2章 本木村化物騒動
3章 ゴシップとしての怪談
4章 狐の裁判
5章 妖怪のいる自然学
6章 アメリカから来た狐
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社新書
- 感想投稿日 : 2010年5月8日
- 読了日 : 2009年11月14日
- 本棚登録日 : 2010年5月8日
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