メタルカラーの時代2〔小学館文庫〕 (小学館文庫 R や- 1-2)

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  • 小学館 (1998年2月6日発売)
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感想 : 3
5

[ 内容 ]
<1>
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。
「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。
そこで著者が創案したのが「メタルカラー」だった。
20世紀は「新金属器文明」と呼べる。
よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。
著者のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集は、著者の魔術的なまでの聞き出し術によって、大小説をもしのぐ血沸き肉躍る大冒険物語として大人気を博してきた。
これは同時に日本人の誇りを伝える歴史書でもある。

<2>
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。
「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。
そこで山根一真が創案したのが「メタルカラー」だった。
20世紀は「新金属器文明」と呼べる。
よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。
山根のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集は、山根の魔術的なまでの聞き出し術によって、大小説をもしのぐ血沸き肉躍る大冒険物語として大人気を博してきた。
これは同時に日本人の誇りを伝える歴史書でもある。

<3>
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。
「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐ、モノ作りの主役を指す言葉がなかった。
そこで山根一真が創案したのが「メタルカラー」だった。
20世紀は「新金属文明」と呼べる。よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。
本書は山根のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集である。

<4>
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。
「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。
そこで山根一真が創案したのが「メタルカラー」だった。
20世紀は「新金属器文明」と呼べる。よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。
山根のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集は、山根の魔術的なまでの聞き出し術によって、大小説をもしのぐ血沸き肉躍る大冒険物語として大人気を博してきた。
これは同時に日本人の誇りを伝える歴史書でもある。

<5>
働く者の分類は長いことホワイトカラーとブルーカラーの2つだけだった。
「カラー」とは「襟」のことだが、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。
そこで山根一真が創案したのが「メタルカラー」だった。
20世紀は「新金属器文明」と呼べる。
よって彼らを「金属色に輝く襟を持つ人々」としたのである。
本書は、著者のライフワークとして1000人を目指し進めている、メタルカラーたちのモノ作りの迫真の実録証言集である。

<6>
働くものの分類は長らくホワイトカラーとブルーカラーのふたつだけで、技術開発に情熱を注ぐモノ作りの主役を指す言葉がなかった。そこで著者、山根一真が創案したのが「メタルカラー」である。
そのメタルカラーたちに迫った実録証言集。
本書では、宇宙と深海という人類未踏のふたつのフロンティアに挑む男たちが登場。
やさしい言葉で綴られた証言からは、日本の大型ロケットの開発に取り組んだ者たちの情熱がいかに大きいものだったかがわかる。
また「自律型無人潜水機」を世界で最初に開発したのが日本だったことに驚く。
本書は、日本人の誇りを伝える歴史書でもある。

<7>
「お前は何をやっているのか」。
フロッピー電子カメラで失敗しながらも研究開発を継続すること一〇年。
カシオの末高弘之氏は液晶ディスプレイ付きデジカメ「QV‐10」を発売し空前の人気を得る。
「デジタルなんてやめたほうがいい」。
創業者の井深大すら否定し続けたデジタルオーディオに取り組んだ、ソニーの中島平太郎氏による世界初のデジタル録音機は、一〇〇台売って二〇〇件のクレームが来た。
だが、その壮絶な技術者魂は、後に巨大市場に育つ音楽CDの誕生につながった。
本書には「デジタル家電」の一番走者たちが、山根一真につい語ってしまった開発秘話がぎっしりつまっている。

<8>
現場の日本人を石炭の塊で殴りつけたのは、酒飲みで女たらしのドイツ人「お雇い技術者」だった。
一九〇一年、日本独自の力で「鉄」を作りたいという悲願から、福岡県八幡村に建設された官営八幡製鉄所。だがその技術力は未熟で屈辱の日々が続く。
それから六〇年、八幡に始まった「鉄」は世界一の品質、生産量を実現。
寒村は北九州市に発展し、四大工業地帯の一つとして工業立国ニッポンの中心となる。
一〇〇年目の「メタルカラー都市」は、二十一世紀型環境産業の先進都市としても、世界の手本となった。
日本の工業都市の原点で今も続く、メタルカラーたちの熱く美しい仕事を集めた感動の一冊。

<9>
一九九六年九月三〇日、阪神・淡路大震災で大被害を受けた阪神高速道路は、この日、完全復旧し全線開通を果たした。
工事区間、実に二七・七キロメートル。
わずか一年八か月半という例のない猛スピード工事だった。
道路、ガス、トンネル、巨大橋、地下鉄…。
文明に必須の社会的基盤は、建設中も供用中も信じ難い自然の猛威にさらされる。
その宿命を克服する「壊れない」モノ作りへの努力は、長大橋を支える三〇万トンの塊(アンカレイジ)からたった一本のボルトにまでおよぶ。
「壊れぬ技術」に挑んだ、「メダリスト」と呼ぶにふさわしい技術者たちの熱い証言、一九篇を収載。

<10>
石垣島から西表島へ向かう小型客船に乗ったところ、あっけにとられた。
は、速い!
若い船長が言う。
「時速八〇キロ、二〇トンクラスでは世界一速いんです」。
誰がどんな技術で建造し、なぜこの航路にそんな船が投入されたのか?
営業運転世界最高の時速三〇〇キロを実現した「500系のぞみ」。
その猛速をもたらした「フクロウの翼」とは?
自動車ボディ用の鋼板を作る製鉄所では六工程を一工程にするというとんでもない新設計により一〇日かかっていた製造時間を七二〇分の一の二〇分に短縮してしまった。
メタルカラーの目標、「時間の壁に挑む」仕事の数々満載の文庫版シリーズ第一〇弾。

<11>
「見えるはずの星が狙った場所に見えない!?」―。
世界最大の反射望遠鏡「すばる」が完成、最初のテストが行われた一九九八年のクリスマスイブの日、天文学者もメタルカラーたちも冷や汗をかいた。
ハワイ島マウナケア山頂に完成した「すばる」は、過去最大の反射望遠鏡の、約三倍の集光力を持つ。それなのになぜ…。
原因が判明した。
天体座標の基準としてとらえた北極星が、実は別の星だったのだ。
想像を超える明るさで暗い星を映し出したため起きた、「すばる」の超集光能力ゆえのミスだった。
わくわくする大科学の現場を丹念に歩き、じっくり聞き続けた興奮と感動の対談十五本を収載。

<12>
鉄格子で仕切られた部屋の左奥に安置されている「御神体」は、その外から直視することは許されず、鏡の反射像でしか見ることができない。
つくば市の計量研究所。
「御神体」は、直径、高さとも三十九ミリ、手のひらに乗る小さな円柱形の金属塊。
これこそ、十億分の一キログラムの精度を厳重に守られてきた「日本国キログラム原器」である。
長さ、温度、時間、角度の原点モノ作りと維持、そして超微細物質の解明。
さらに、アマゾンの日本人が取り組む環業革命の新ムーブメント。
文明と大自然の最先端の、経験したことのないドキドキ物語満載のシリーズ第十二弾。

<13>
ノーベル賞を生んだ世界最大の地下宇宙観測所「スーパーカミオカンデ」が大事故に!二〇〇八年七月に急逝した「次のノーベル賞候補」戸塚洋二博士が、その全貌から、物質の根源まで熱く語った貴重な証言を収載。
人類が作った最大の機械「直径十四メートルのシールドマシン」が掘り進んだ空前の海底トンネル「東京湾横断道路」の建設秘話。
一九五八年完成の東京タワーの建設を担った伝説の橋梁鳶「不死身のサブ」が一九九八年開通の「明石海峡大橋」までたどった現場魂とは…。
次世代に伝えるべき日本の誇り、壮大な仕事を凝縮。

<14>
地球温暖化危機が声高に叫ばれるずっと前から続けられてきた驚くべき実験の数々。
CO2を一切出さず、水とレーザー光線だけで飛行機を飛ばす東京工業大学のエネルギー利用計画。
1万人の中から選ばれた若きエンジニアたちによって開発されているトヨタ自動車の燃料電池カー。
りゅうせきではサトウキビから抽出したバイオエタノールを使ったE3燃料の実証実験が着々と成果を上げている。
知力と技術力を武器に、世界の最先端を走る「環業革命」の精鋭たち15組が登場。
単行本では読めなかった4話も収録。山根一眞がとことん聞き出す大人気シリーズ第14弾。

<15>
日本はいまやノーベル賞大国だ。
日本で生まれ育った科学者の中から二〇〇〇年以降、物理学と化学の分野で七人が栄冠に輝いた。
欧米人が真似できない発想力とは何か。
分子の不揃い理論を解明した「不斉合成原理」の野依良治名古屋大学特別教授、実験の失敗から「タンパク質分析法」を発見した田中耕一東北大学名誉博士に徹底取材。
そして、独創的なアイデアは研究機関に留まらず、民間企業で着実に育っている。
「人工呼吸器」「巨大ペンチ」「カーボンシャフト」ほか、ヒット商品を生んだ十六企業の英知が登場。
ニッポンを浮上させるモノ作り魂を再発見せよ。

[ 目次 ]
<1>
第1章 巨大世界の構築(天然ガス転換大部隊の地獄と人情―東京ガス;石油タンク1000トンのゴミ掃除―宮田工業;ミリ精度で架けた4500トンの橋―横河メンテック ほか)
第2章 情報社会の黎明(情報化社会を征した江戸の「弁柄」―戸田工業;磁性体塗布数万回で得た磁気テープ―TDK;3.5インチ、フロッピーディスク開発譚―ソニー ほか)
第3章 環境時代の叡智(解明に200年、10万種の日本昆虫―東京動物園協会;日本桜ソメイヨシノはエッチな美女―神代植物公園;ログハウスの森林資源有効利用論―フォレストエンジニアス)

<2>
第1章 交通と電力の支柱(100万ボルト送電線の空中恐怖工事―山加電業;断崖に建てる環境時代の送電鉄塔―東和電気工事 ほか)
第2章 モノ作りの離れ技(ビルも切れるマッハ2・3の水刃―スギノマシン;「絶対に破れない」金庫扉の大秘密―熊平製作所 ほか)
第3章 情報先端人の熱(電脳建築家が嘗めた日米摩擦の苦水―東京大学;同時通訳者の「脳の体力」訓練法―サイマル・インターナショナル ほか)

<3>
第1章 電線と鉄路の開拓者(英仏海峡トンネルを掘った日本人―川崎重工業;深夜3000人の新幹線保線仕事―日本機械保線 ほか)
第2章 モノ作りの熱き発想(驚愕、高精度CD用レンズの生産努力―コニカ;魂の世界で生産、ダイヤ神秘工具―大阪ダイヤモンド工業 ほか)
第3章 環境と国際時代の指針(海の熱帯雨林、サンゴ礁とCO2の問題―通産省工業技術院地質調査所;人喰い鮫の出没と海洋浄化の関係式―愛媛大学 ほか)

<4>
第1章 復興の祈りと満ちる力
第2章 遊び心からの工業経済
第3章 エネルギーこそわが人生
第4章 未踏世界への重い疼き

<5>
第1章 精密という名の文化(史上最小の道具「LSI検査針」実現の頭と手―清田製作所;携帯電話にも不可欠「極小穴メッキ技術」の努力―上村工業;日本製「プラモデル」を世界一にした熱い時代―童友社 ほか)
第2章 知られざる知恵と技(何を見ているか機械が見る「瞳位置検出カメラ」―キヤノン;1トンの力でも壊れぬ「ファスナー」に隠された技―YKK;史上最強の必須人工素材「炭素繊維」壮絶開発―東レ ほか)
第3章 海と陸の道の懐柔(アラブの都市も採用の「海水淡水化装置」の誇り―三菱重工業;海水淡水化装置「逆浸透膜」という別なる高技術―東レ;マイナス162℃「液化天然ガス運搬船」の設計―石川島播磨重工業 ほか)
第4章 計画と作戦の妙(一晩で完了「新羽田空港引越し」史上最大の作戦―運輸省;1ページ15分の1秒で刷る「新聞印刷」の職人技―東日印刷;都市ビルに巣喰う「ネズミ駆除」のハイテク部隊―イカリ消毒 ほか)

<6>
H‐2ロケットを宇宙へ射つ「指揮官」の誇り―宇宙開発事業団
H‐2ロケット純国産「エンジン」開発の熱い道―三菱重工業
H‐2ロケットの命「ターボポンプ」の超絶開発―石川島播磨重工業
H‐2ロケット「先端部品」の知られざる大設計―川崎重工業
H‐2打ち上げの名脇役「固体ロケット・ブースター」―日産自動車/石川島播磨重工業
H‐2ロケットに搭載「慣性航法装置」の極精密―日本航空電子工業
H‐2ロケットの成功を支えた「射台」と「燃料」―川崎重工業
H‐2ロケットの新展開「脱・純国産」への自信―宇宙開発事業団
世界初の無人ランデブーを目指した「七夕の衛星」―宇宙開発事業団
わがまま「おりひめ・ひこぼし」に奮闘した夏―三菱電機
宇宙工事現場を支える「ロボットアーム」開発秘話―東芝
壮大な夢「国際宇宙ステーション」日本の役割―宇宙開発事業団
陶芸家が挑む日本版宇宙船用「耐熱タイル」の開発―陶芸家
就航11年「しんかい6500」を実現させた空前技術―海洋化学技術センター
深海を自由に泳ぎ回る「無人潜水機」の開発―海洋化学技術センター
日本の深海技術で大発見「海底温泉のエイリアン」―海洋化学技術センター
指令破壊ロケットエンジンを「深海に発見した日」―海洋化学技術センター

<7>
宇宙の玄関=山口に「パラボラ林立」の理由(国際電信電話)
地球局「静止衛星」遠隔操作の腕前(日本サテライトシステムズ)
100人部隊の多忙「携帯電話基地局」工事(NTTドコモ)
マルコーニ「大西洋無線通信成功」は誤謬か(東海大学)
家庭に500個ある電子部品「フェライト」の製造(日立金属)
マルチメディアの窓「液晶画面」開発の独走技術(シャープ)
ブラウン管に必須「シャドウマスク」の極小穴作り(大日本印刷)
カラオケ普及の主役「レーザーディスク」の開発(パイオニア/パイオニアビデオ)
世界を圧倒の「チップコンデンサ」製造の底力(由利工業)
全世界の放送局が採用「ベータカム」TVカメラ(ソニー)〔ほか〕

<8>
タイヤ1152本で“3500トン荷物移送”―山九
神の意志を読み創造するタービン軸“巨大ハガネ”―日本鋳鍛鋼
荷揚げ日数を短縮“鉄鉱石掻き出しロボット”―石川島播磨重工業(IHI)
“溶鉱炉の発想でゴミ溶融”に取り組む男意気―新日本製鉄
産業界騒然の大発明“光触媒超親水性技術”―東陶機器(TOTO)
工業の基礎中の基礎“モーター”の技術開発史―安川電機
日本工業発展の秘密と“アジア貢献”への思想―北九州国際技術協力協会(KITA)
公害克服で国際的環境賞を2回受賞した工業都市―北九州市長
これなしのITはあり得ぬ“超精密金型”の開発史―三井ハイテック
金より高価“セラミック超微粒子”とやわらか肌―触媒化成工業〔ほか〕

<9>
阪神・淡路大震災「阪神高速」20か月の空前復旧工事(阪神高速道路公団)
阪神・淡路大震災86万戸の「都市ガス復旧」(大阪ガス)
大震災の神戸で被害ゼロ「耐震継ぎ手」の水道管路(クボタ)
3年で完了目指す首都高速道路の「耐震補強工事」(首都高速道路公団)
既存ビルの地震対策「あとから制震、居ながら工事」(鹿島建設)
特級の地震対策「天然ゴム+鉄板」の免震理論(日本免震研究センター)
外堀の水が大流入「地下鉄工事現場」(帝都高速度交通営団(現・東京メトロ))
ナホトカ号事件で注目「流出油回収装置」の独創(テーシーシー)
雲仙山麓で実現「ロボット機甲師団」(フジタ)
明石海峡大橋を支える「巨大錨と鋼鉄線」(本州四国連絡橋公団)〔ほか〕

<10>
100分の1ミリの磨耗を監視「新幹線架線」 東海旅客鉄道(JR東海)
時速210キロメートルで計測する「新幹線試験車」 東海旅客鉄道(JR東海)/日本線路技術
ジャンボジェット機「巨大エンジン整備」の極意 全日本空輸(ANA)
時速100キロの未来船「テクノスーパーライナー」 三菱重工業
20トン級で世界一速い「時速80キロアルミ船」の建造 江藤造船所/八重山観光フェリー
世界最高時速300キロ実現「500系のぞみ」新幹線 西日本旅客鉄道(JR西日本)
500系のぞみの「車輪と車軸」の超精密製造 住友金属工業
世界一を独走「複合工作機械」の名誉獲得の道 松浦機械製作所
1時間に250キログラム「炒り卵自動製造機」の温度加減 スエヒロEPM
世界最高の工具鋼安来鋼の原点「たたら製鉄」 和鋼博物館〔ほか〕

<11>
4200メートル山頂に世界最大“すばる望遠鏡”を建造―国立天文台
“反射鏡の凹凸”を2万分の1ミリに保つ「すばる」の大秘密―三菱電機
大主鏡に施した「すばる」の世界一大変な“人力そうじ”―国立天文台
“初の星の光”が「すばる」に入った日の予想外の事件―三菱ヒロ望遠鏡プロジェクト
1億画素デジカメ相当の「すばる」超絶“データ処理”―国立天文台
「山頂に天文台を」という“日系人の夢”と「すばる」―アキヤマ・ミツオ
時速360キロで地下710メートルへ“無重力実験施設”―地下無重力実験センター
地下突進カプセルを停止“エアーダンピング・ブレーキ”―三井造船
砂時計の砂が宙で停止する“地下なる宇宙開発”―石川島播磨重工業(IHI)
猛落下カプセル完全生中継“光通信システム”―東芝
世界一美しい炎の“燃焼メカニズム実験”秘話―北海道大学
平和実現と新考古学の“衛星画像解析”―東海大学情報技術センター
日米合作“熱帯降雨観測衛星”が異常気象を解明―TRMMプロジェクト
5×20キロ“宇宙太陽光発電所”建造の大構想―京都大学
ハイジャック事件で話題“超高感度TVカメラ”と深海―NHK放送技術研究所

<12>
絶対神「キログラム原器」10億分の1キログラムの世界―通産省工業技術院
工業の必須品「マイクロメーター」開発の大使命―ミツトヨ
1000分の6℃まで計測可能「超精度温度計」―田中貴金属工業
誤差10兆分の1秒を実現した「原子時計」―郵政省通信総合研究所
月への打ち込み目指す「微小地震計」―アカシ
「角度の原器」作りも目指す「角度センサ」の製造―多摩川精機
人類が初めて手にした巨大な眼「スプリング8」―高輝度光科学研究センター
日本科学力の勝利「スプリング8」で世界的成果―愛媛大学
和歌山ヒ素カレー事件の謎を解いた「スプリング8」―東京理科大学
日本の高度技術で貢献「アマゾンナマズ資源調査」―三洋テクノマリン〔ほか〕

<13>
海底で真水の大洪水の秘話「東京湾横断道路」鹿島
東京環七道路下に建造した「洪水防止巨大湖」東京都建設局河川部
世界最大規模の「地上式液化天然ガスタンク」大阪ガス・IHI
200年後まで続く維持管理「明石海峡大橋」本州四国連絡橋公団
ヤンバルに世界初の「海水揚水発電プラント」電源開発
海水揚水発電所で注目の「環境保全復元工事」電発環境緑化センター
建設ゴミの現場処理で威力発揮「ガラパゴス」コマツ
鳥取砂丘横に巨大環境実験所「ガラスドーム」鳥取大学乾燥地研究センター
40年守り続け迎えた定年の日の「東京タワー」日本電波塔
明石海峡大橋で100本完結「産業記録映画」映画製作者
東京タワーから明石大橋へ不死身の「橋梁鳶」黒崎建設
ノーベル賞施設の事故と「ニュートリノ捕捉」東京大学宇宙線研究所
世紀の発見を支えたセンサー「光電子倍増管」浜松ホトニクス

<14>
コウノトリの里に工場を(太陽光発電パネル)カネカソーラーテック
ウイスキー水割り用氷で(エコ冷房システム)関西電力・パナホーム
都市ガスで電気を作り出す(家電用燃料電池)大阪ガス
省エネルギー送電への第一歩(超電導送電線)中部電力
環境時代の自動車への一里塚(燃料電池カー)トヨタ自動車
知識ゼロから開発(燃料電池用水素吸蔵合金)トヨタ自動車
能力3倍を目指せ(ハイブリッドカー用電池)パナソニックEVエナジー
地下2000メートルの瞬間湯沸かし器(地熱発電所)地熱エンジニアリング
ダイオキシン解消の一手(酸化鉄入りゴミ袋)戸田工業
原油タンク掃除マシン(スラッジバスターズ)宮田工業〔ほか〕

<15>
「右と左」を自在に操る化学―不斉合成原理・野依良治
「ミス」の偶然から発見―タンパク質分析法・田中耕一
独創的発想で未熟児の救命実現―人工呼吸器・メトラン
水戸黄門でベルリンの壁を破壊―巨大ペンチ・坂戸工作所
日本一おいしいごはん実現のチーム―炊飯器・鳥取三洋電機
1分1万3000往復―世界一のシェーバー・松下電工
溶けたガラスと精密金型で―TVブラウン管・日本電気硝子
「性転換技術」で世界一を―マジックテープ・マジックテープ
連携で新開発―ゴルフ3軸カーボンシャフト・藤倉ゴム工業 サカセ・アドテック
育て若きメタルカラー―ロボットコンテスト・森政弘〔ほか〕

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小学館文庫
感想投稿日 : 2014年11月22日
読了日 : 2014年11月22日
本棚登録日 : 2014年11月22日

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