【本の内容】
子供の頃はガキ大将で妖怪研究に夢中。
その結果、入学試験は失敗、学校は落第、就職しても寝坊でクビ。
そのうち戦争が激しくなり、兵隊として南方の最前線に送られ、片腕を失いながら九死に一生を得る。
終戦後、南の島で見つけた「楽園」に魅せられながら、赤貧時代を経て「ゲゲゲの鬼太郎」を生むまでを、激動の現代史に重ね合わせつつ描く、なんだか元気が出てくる自伝的作品。
[ 目次 ]
「こいつあ、アホとちゃうか」
へんな美術学校
落ちたのは一人
男らしい仕事?
靴をはかずに新聞配達
ドロボウと流行歌手
夜なら頭がサエると、夜間中学に
支那通信
ぼくは落第兵
エプペとなら〔ほか〕
[ POP ]
あとがきに「大地はもっと自由だ。
いろいろな形で生きていける」と書いてあったのを見て、「購入しよう!」と思ったのが本書。
『ゲゲゲの鬼太郎』で成功するまでの激動の人生が、温かみと面白みある文章で綴られています。
水木しげるはマンガだけでなく文章も面白い!と読み進めていくうちに、ゲラゲラ笑ったり、ほろりとしたり。
本の薄さのわりに濃い中身です。
「ゲゲゲの女房」を見た人も見てない人も是非手にとって頂きたい一冊です。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2014年9月28日
- 読了日 : 2014年9月28日
- 本棚登録日 : 2014年9月28日
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