[ 内容 ]
韓国併合へといたる道は朝鮮近代敗北の歴史を意味する。
なぜ敗北したのか、その自らの側の要因と責任の所在を真摯に抉りだす作業が、韓国ではいまだになされていない。
戦後の韓国で徹底的になされてきたことは、「日帝三六年」の支配をもたらした「加害者」としての日本糾弾以外にはなかったのである。
本書は、日本に併合されるような事態を招いた韓国側の要因を、その国家体質・民族体質を踏まえながら、歴史的な事件とその経緯のなかから究明していこうというものである。
[ 目次 ]
第1章 李朝末期の衰亡と恐怖政治
第2章 朝鮮の門戸を押し開けた日本
第3章 清国の軍事制圧と国家腐敗の惨状
第4章 独立・開化を目指した青年官僚たちの活躍
第5章 一大政変の画策へ乗り出した金玉均
第6章 夢と果てた厳冬のクーデター
第7章 国内自主改革の放棄
第8章 新たなる事大主義
第9章 民族独立運動と日韓合邦運動の挫折
終章 韓国併合を決定づけたもの
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カテゴリ:
文春新書
- 感想投稿日 : 2011年4月16日
- 読了日 : 2011年4月16日
- 本棚登録日 : 2011年4月16日
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