第二次世界大戦 4 (河出文庫 チ 3-4)

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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4

[ 内容 ]
<1>
強力な統率力と強靭な抵抗精神でイギリス国民を指導し、第二次世界大戦を勝利に導いた歴史的な政治家チャーチル。
本書は、歴史の舞台に直接参加した彼の手による、最も信頼すべき最高の第二次世界大戦の記録だ。
深い歴史観に基づく著作活動によってノーベル文学賞を受賞した彼の歴史物語を堪能できる。
第1巻は、一九一九年から第二次世界大戦勃発の翌年までを描く。

<2>
一九三九年九月、ついに英仏両国はドイツに宣戦布告し、史上例を見ない規模の世界大戦が勃発した。
翌年五月、ドイツ軍はオランダとベルギーに侵攻してフランスに進撃、たった三週間でフランス軍は壊滅状態に陥った。
イギリスは最初は無防備のまま孤立するが、敵対的中立を装ってヒトラーを支援するソ連をよそに、「単独で」ヒトラー・ドイツと耐久戦を始める。

<3>
ソ連の参戦は連合国側には歓迎すべきことだったが、強力なドイツ軍を相手に、その抵抗力は充分とは言えなかった。
一九四一年十二月、日本の真珠湾奇襲攻撃によってついにアメリカが参戦に踏み切り、戦線は欧州から一挙にアジア太平洋地域へと拡大した。
枢軸側の猛攻の前に連合国側は苦戦を強いられたが、カサブランカ会議やカイロ会談など反抗の準備が始まる。

<4>
第二次世界大戦は、連合国側による反抗へと戦局が転換していた。
ドイツ、イタリア、日本は守勢にまわり始め、スターリングラードの攻防戦で形勢は完全に逆転した。
シシリー征服からイタリア進攻、テヘラン会談。
そして一九四四年六月六日、ついに史上最大の作戦「ノルマンディー上陸」が開始された。
翌年五月、チャーチルはドイツの無条件降伏を発表した。

[ 目次 ]
<1>
第1部 不幸への一里塚―1919~1940.5.10(勝者の愚行―1919~1929;絶頂期の平和―1922~1931;アドルフ・ヒトラー;いなごの年―1931~1933;暗黒化への背景―1934;崩れた空軍の均衡―1934~1935;挑戦と反応―1935;イタリアに対する制裁―1935;ヒトラー出撃す―1936;幕間の舞台裏―1936~1938 ほか)

<2>
第2部 単独で―1940.5.10~1941.6.22(挙国連立;フランスの戦い;海への進軍;ダンケルクの救出;獲物へ殺到;ふたたびフランスへ;本土防衛と反撃体制;フランスの苦悩;ダルラン提督とフランス艦隊―オラン;窮地に立って ほか)

<3>
第3部 大同盟―1941.12.7~(われわれの同盟国ソ連;ルーズベルトとの会見;ペルシアと沙漠;真珠湾!;世界大戦さなかの旅;英米の一致;シンガポール陥落;Uボートの天国;アメリカ海軍の勝利。珊瑚海とミッドウェイ島;「第二戦線をいま!」 ほか)

<4>
第4部 勝利と悲劇―1943~1945(シシリーの征服とムッソリーニの失脚;人工の港湾;イタリア進攻;地中海における停頓;北極洋の輸送;テヘラン会談―開幕;テヘラン―難問と解決;カルタゴとマラケッシュ;チトー元帥―ギリシアの苦悩;アンチオ攻撃 ほか)

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 河出文庫
感想投稿日 : 2014年10月31日
読了日 : 2014年10月31日
本棚登録日 : 2014年10月31日

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