建築史的モンダイ (ちくま新書 739)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年9月10日発売)
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[ 内容 ]
近代建築史研究一筋だった著者が中世ヨーロッパ建築、さらに初期キリスト教建築、新石器時代の建築へと歴史を遡るうちに気付いたのは、建築の発祥という大問題だった。
何が始まりだろうか?住まいか?
それとも神殿か?
そもそも建築とは何をもって建築というのだろうか?
長い長い年月を経て、石や穴だけとなった遺跡を訪ね、その遺跡のもらすつぶやきに耳をすませて見えてきたものとは?
建築の起源、和洋の違い、日本独自の建築の歩み…「建築」にまつわる疑問を縦横無尽に解き明かす。

[ 目次 ]
1 建築とは何だ??(建築と住まいの違いとは? 住まいの原型を考える ほか)
2 和洋の深い溝(和と洋、建築スタイルの根本的違い 教会は丸いのだ ほか)
3 ニッポンの建築(日本のモクゾウ 焼いて作る!?建築 ほか)
4 発明と工夫(ローマ人の偉大な発明 ガラスは「石」でありえるか? ほか)

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[ 参考となる書評 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ちくま新書
感想投稿日 : 2010年8月29日
読了日 : 2009年3月27日
本棚登録日 : 2010年8月29日

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