[ 内容 ]
大日本帝国における主権者は天皇であり、その大権は、各国家機関を経て代行されるシステムとして運用されていた。
しかし、それは天皇が単なるお飾りであったことを意味するわけではない。
天皇自身も政治的意思を持ち、それを取り巻く機関「宮中」もまた、国家の運営に大きな力を持っていたのだ。
「宮中」という視点から、「内閣」「議会」「軍部」など、各国家機関の思惑、それらから織りなされる政策決定時の錯綜に注目し、大日本帝国のシステムと軌跡を明快に提示する。
[ 目次 ]
第1章 近代国家の建設と新しい宮中の姿―明治憲法体制下の宮中
第2章 大正から昭和へ―元老西園寺による宮中管理
第3章 政党政治の時代から軍部の台頭へ―宮中の苦悩
第4章 戦争の時代―宮中新体制と西園寺の死
第5章 破滅への道―側近による戦争終結への努力
第6章 敗戦後の国体危機―象徴天皇制へ
エピローグ 宮中を支えた「忠臣」たちの晩年
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ちくま新書
- 感想投稿日 : 2014年12月13日
- 読了日 : 2013年9月15日
- 本棚登録日 : 2014年12月13日
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