ナチスドイツの対米宣伝放送をやりながらアメリカのスパイとして情報を送り出していた男が、イスラエルの牢獄で裁判を受ける前に、今までの人生を振り返る。
愛する者が誰一人いなくなった時に、生きる目的は何なのか?どこにも帰属しない(できない)、誰も信じられなくなった時、死ぬタイミングを逃したことを悟り、死刑宣告を期待して送り込まれたイスラエルでも、どんでん返しの手紙が舞い込む皮肉。
Auf wiedersehen?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年12月6日
- 読了日 : 2014年12月6日
- 本棚登録日 : 2014年12月6日
みんなの感想をみる