旧シリーズ第4弾。友里佐知子との最終対決です。
スクール・カウンセラーに就任した美由紀は、学校で立てこもり事件を起こした日向涼平(ひゅうが・りょうへい)の心を開き、彼と打ち解けるようになります。
その後、「デーヴァ瞑想チーム」という自己啓発セミナーの捜査に協力することになった美由紀と嵯峨は、セミナーの黒幕に佐知子がおり、4千人の参加者の命を人質に取られることになります。美由紀は人質の命を助けるためにセミナーの建物内に潜入し、一方嵯峨は、佐知子の正体を知るため、同僚のカウンセラーである朝比奈宏美(あさひな・ひろみ)の協力を得て、佐知子に捕らわれたときの記憶をたどっていくことになります。
最後の美由紀と佐知子の論戦が、必要以上に錯綜してしまっているように思えました。シリーズ当初からの最大のライヴァルだった佐知子との決着がいよいよつけられるということで、ある程度両者の作品における立ち位置が語られることは予想していましたが、著者が彼女たちの議論をコントロールできていないように感じられます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年1月10日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年1月10日
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