『イギリスはおいしい』(文春文庫)につづく、著者のイギリス滞在記第二弾です。
前作がもっぱらイギリスの料理事情にかんするエッセイが中心だったのに対して、本書では著者のイギリスでの暮らしが語られています。彼が暮らしていたのは、「グリーン・ノウ物語」シリーズの著者であるルーシー・マリア・ボストン夫人の暮らす古館で、彼女のひととなりをはじめ、著者が出会ったイギリス人とイギリス文化の諸相がユーモラスに語られています。
最後は、ボストン夫人との別れのエピソードが収められており、とりわけ強い象的がのこりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2020年10月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2020年10月15日
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