この作品は間違いなく反戦を訴えていると思いました。少女と少年の奇跡的かつ束の間の出会いに心が揺さぶられるのですが、ナチの暴虐によって登場人物は一人またひとりとひっそりと表舞台から消えていく事実に胸が痛みました。物語の進行はどの場面も暗示的で緊張感に満ちています。久しぶりに充分な満足感に浸りました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(外国)
- 感想投稿日 : 2017年2月11日
- 読了日 : 2017年2月9日
- 本棚登録日 : 2017年1月29日
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