宗教で読み解く ファンタジーの秘密 II

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  • トランスビュー (2014年5月10日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 3
3

(2014/8/25読止)
シリーズ第二弾。第一弾は読んでません。第二弾は、ブッダが入っていたので読んでみました。
なので、この本も全て読んでいません。
まずブッダを、続いてハリーポッター、あとがき、はじめにの順に読みました。
手塚治虫氏のブッダについて書かれているのですが、私は手塚氏のも未読、ブッダの説法についても聞きかじり程度なので、ファンタジーと宗教との関わりというより、手塚氏のブッダがかなりドラマチックに作られたものだと知ったことに驚きました。漫画を見たり、映画を観る前に知ることが出来て良かったと思います。
ブッダだけでやめようと思ったけど、とりあえず読み始めたハリーは、作者の見解、こじつけ?が面白くて、結局最後迄読んでしまいました。
ハリーは映画を観ただけなので、詳しい人物背景など、映画では端折られているだろう部分に、興味が湧きました。
「ハリーポッターの見どころは平凡人ロンの描写にある」とあるように、作者はロンについてかなり熱心に書いていて、本当かどうかはわからないけど、面白く読めたし、ロンがとても近しく感じました。
ゲド、モモ、ライラは、よく知らないので、読まないことにしました。(ゲドは映画を観たけど、覚えてません)

(内容)
フェミニズムも法華経もパラレル・ワールドもある不思議な夢空間。『ゲド戦記』『モモ』『ブッダ』『ライラの冒険』『ハリー・ポッター』の世界の構造を徹底探求。

(目次)
はじめに 『ゲト戦記』から『ハリー・ポッター』へ/
第1章 空間と均衡ーU.K.ル=グウィン『ゲト戦記』/
第2章 時間と死ーM.エンデ『モモ』/
第3章 社会と悟りー手塚治虫『ブッダ』/
第4章 物質と権力ーP.プルマン『ライラの冒険』/
第5章 性格と笑いーJ.K.ローリング『ハリー・ポッター』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エトセトラ
感想投稿日 : 2014年8月26日
読了日 : 2014年8月25日
本棚登録日 : 2014年8月20日

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